会津若松の南方、芦ノ牧温泉から湯野上温泉にかけては、大川(阿賀野川)が刻んだ深い谷と断崖が連続する険しい地形のため、明治に入って川沿いのルート(現在の国道121号)が開削されるまで、会津西街道は大きく山中に迂回していました。 大内宿はその会津西街道の宿場町で、会津若松城下から(へ)5里、往還の旅人には最初の(最後の)宿場として、旅装を改めるのに恰好の宿場だったと思われます。 茅葺きの民家を中心に江戸時代の町並みが大切に保存されていて、1981(昭和56)年には国の「重要伝統的建造物群保存地区」にも指定されています。「重要伝統的建造物群保存地区」(略称:重伝建地区)のことは、奈良県橿原市の今井町(2006-6-18号)を紹介したときに書いたので割愛しますが、N's TOWNとしては角館(秋田)、佐原(千葉)、川越(埼玉)、白川郷(岐阜)、今井町(奈良)、知覧(鹿児島)に次いで7番目の重伝建地区の取材になります。 |
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平家の専横に抗して挙兵し敗れた高倉以仁王(後白河天皇第2皇子)を祀る高倉神社が近くにあります。王自身の平家討伐計画は失敗に終わりましたが、源頼朝や源義仲など各地の源氏がこれに呼応して挙兵し、平家滅亡の糸口となったといわれています。 |
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街道に面した家々はすべてが、地元の特産品・民芸品などを売る土産物店や、蕎麦・山菜の類を供する食堂を営んでいて、町を挙げて物販に力を入れている様子が、蒼古とした宿場の佇まいと何処かそぐわないものを感じますが、茅葺き屋根の葺き替えだけでも莫大な費用が掛かることを考えると、部外者の勝手なコメントは慎むべきかもしれません。 |
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宿場の中は車の乗り入れが禁止されていて、道路もあえて未舗装にして当時の雰囲気を再現しています。道の両側には山からの清流がほとばしる水路があって、ビールやジュースを冷やしてありました。 | ![]() |
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宿場の突き当たりにある高台からの俯瞰写真です。ガイドブックや旅行社のチラシでよく目にする写真ですが、全長約450メートルの街道の両側に、茅葺きの民家がほぼ等間隔で並んでいて、まるで映画のオープンセットを見るような感じがします。…と思ったら、実際に時代劇のロケが行われることもあるようです。 |
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