(2015.12.6)

 

 

 

今回は、前号に続き「アメリカ感動の旅
Season3」の後編(完結編)として、ロッキーマウンテン国立公園を中心とした様子をご覧いただきます。
現在アメリカには59の国立公園があって、内務省傘下の国立公園局(National Park Service, NPS)が管理しています。ちなみに、来年(2016年)はNPS創設100周年を迎えることから、各公園で様々なイベントが計画されています。

主な国立公園の年間来場者数(2014年実績、
NPS調べ)は右表のとおりですが、グランドキャニオン、ヨセミテ、イエローストーンといった私たちにも馴染みのある国立公園が上位にランクインしている一方、グレートスモーキーマウンテンズというほとんど聞いたことがない国立公園がダントツ1位になっています。

ちなみに、グレートスモーキーマウンテンズ国立公園というのは、ノースカロライナ州とテネシー州にまたがる、どちらかという米国東部にある公園ですが、管理人の愛読書(笑)「地球の歩き方」にも記載がないくらい、私たち日本人には馴染みが薄い公園で、それがダントツ1位というので意外でした。

(C) National Park Service
意外といえば、来場者数が想像していたよりも少ないことで、グランドキャニオン、ヨセミテ、イエローストーンといった有名どころでも年間3〜4百万人程度で、富士箱根伊豆国立公園の約12百万人(2013年実績、環境省調べ)と較べても、「やけに少ないな…」というのが正直な感想です。

…と、思わず脱線しそうになりましたが(笑)、今回は年間来場者数で全米5位のロッキーマウンテン国立公園を中心とした様子をご覧いただきます。

今日はコディ(Cody)という町から出発します。ここは、イエローストーン国立公園の東口から50マイル(約80km)ほどのところにある小さな町で、夏場には名物のロデオが毎夜開催されて賑わいますが、この時期は町全体が閑散とした雰囲気でした。

これはコディで泊まったモーテルです。我が国ではこういうカテゴリーの宿泊施設がないのでイメージしにくいですが、簡易ホテルといったところでしょうか。「簡易」といっても、部屋は日本のホテルよりはるかに広く、たいてい室内プールやジムもあります。

コディの町を一歩出ると、何もない原野がどこまでも拡がっていて、そのなかを国道(14号)だけがまっすぐ地平線まで続いています。正面奥、小さく見えている山の彼方が、前号でご覧いただいたイエローストーン国立公園の方角になります。

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このあたりは既にロッキー山脈の東側へ出てきていますが、それでもまだ標高が1,500mほどあり、この先にはビッグホーンマウンテンズ(Bighorn Mountains)というロッキー山脈の支脈のような山塊が立ちはだかっていて、高低差500mほどを上って峠を越えます。

ここが標高約2,000mの峠です。ガイドブックにも載っていない名もない峠ですが、山道を上りきった先に大パノラマが突然に展開して息をのみました。
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あまりに絶景だったので、帰ってからWebを繰ってみると、国道14号がビッグホーンマウンテンズを抜けるこの区間は、景観道路(America's Scenic Byway)に選ばれていて、二輪ライダーにとっては聖地のような場所のようです。「予習」が足りないとこういうことになります(悔)。

道路はここからヘアピンカーブを繰り返しながら、高低差800m近くを一気に下っていきます。

コディから310マイル(約500km)を6時間ほど走って、デビルスタワー国定公園に到着します。
ここは、1906(明治39)年にアメリカで最初の国定公園に指定されたところですが、私たちには映画「未知との遭遇」(1977年、コロンビア映画、スピルバーグ監督)でUFOが舞い降りた場所として馴染みがあるところです。

(C) Columbia Pictures
このあたりはワイオミング州の北東端、サウスダコタ州との州境近くで、広大な草原が拡がる大平原(プレーリー)に高さ264m(海抜1,558m)の巨岩が聳えていて、その様子はまさに「忽然」といった言葉がピッタリする立ち姿で、宇宙から遠路やって来たUFOには、さぞかし格好のランドマークだったかと思われます(笑)。

国定公園といっても、見るのはこの岩山だけなので、入園料も1台10ドル(1週間有効)とリーズナブルで、通年オープンしています。

この岩山は、太古の火山活動で噴出した溶岩が冷えて固まったもので、垂直方向の筋は溶岩が冷却固結する際に起きる柱状節理です。それぞれが六角柱の形をしていて、我が国でも層雲峡(北海道)、東尋坊(福井県)、玄武洞(兵庫県)などで見ることができます。

岩山の麓に崩れ落ちた破片も六角柱をしています。

麓を一周するトレイル(約2km)があって、1時間ほどで見学できます。

この岩山は先住民の信仰の対象にもなって、そう思ってみると、その怪異な姿かたちも、どこか荘厳な佇まいに見えてきます。

…とは言いながら、登山も認められていて(要届出)、年間5,000人近くが岩登りに挑戦しています。
この日は風のない好天だったこともあり、たくさんのクライマーが岩壁に取りついていました。
入園ゲート近くの草原にプレーリードッグ(Prairie Dog)のコロニーがあって、道端に車を止めて見学することができます。
「ドッグ」という名前がついていますが分類上はリスの仲間で、草原の地下に無数のトンネルを掘って大きな「地下都市」を作り、群れで生活しています。

とても警戒心が強くて、近づくとすぐ巣穴に隠れてしまうため、カメラに収めるのが大変ですが、すぐまた出てきてあたりの様子を窺う格好がとても愛嬌があります。

デビルスタワーを切り上げて、さらに106マイル(約170km)東進し、今日の泊地のラピッドシティ(サウスダコタ州)へ向かいます。結局、今日はデビルスタワーに立ち寄っただけの「移動日」となりました。

翌朝です。モーテルの前庭にあるアスペン(ポプラの一種)の並木が見事に黄葉していて、朝から雲一つない晴天にいやがうえにもテンションが上がります(笑)。

今日は今回の周遊で最長の「移動日」で、ロッキーマウンテン国立公園(コロラド州)の東口にあたるエステスパーク(Estes Park)というところまで、380マイル(約600km)をロングドライブします。
昨秋に周遊したグランドサークルは、いくら「広大無辺」といっても、半径230qの円内にいくつもの国立公園や国定公園が集中していて、(今にして思えば)効率よく回ることができましたが、今回はグランドティトン国立公園とイエローストーン国立公園が隣接しているほかは、広大なエリアに散在しているため、どうしても行程のなかで、こうした「移動日」が生じてしまいます。

今回周遊した地域へは、現地発着のツアーはいくらでもありますが、日本初のツアーはほとんど設定されていませんし、少なくとも管理人は見たことがありません。これは、現地の宿泊施設の収容力が限られていることに加えて、この「移動日」の存在がツアーの商品性を損なっているからではないかと思います。
このため、ふだんは各地で見かけるツアーバスをほとんど見なかったし、全行程(9日間)で日本人観光客は2組3人(!)しか会いませんでしたが、唯一の例外は中国からの観光客を乗せたツアーバス(↑)で、どこへ行っても中国語と自撮り棒の嵐でした(笑)。

ラピッドシティはサウスダコタ州で2番目に大きな町(それでも、人口は約6万人)で、近くには興味深い見どころがたくさんありますが、残念ながら今回は時間がなく割愛せざるを得ませんでした。

まず、ラピッドシティの南方18マイル(約28km)にあるマウントラッシュモア国定記念物(Mount Rushmore National Memorial)へ立ち寄ります。

ここはアメリカを代表する4人の大統領が白い花崗岩の露頭に彫られているところで、ガイドブック、絵葉書、ポスターなどで一度はご覧になったことがあると思います。

入園料は無料ですが、駐車料金として11ドルが必要で、しかもその駐車チケットは年末まで有効(!)という、不思議なシステムになっています。
左から、ジョージ・ワシントン(初代大統領)、トーマス・ジェファーソン(第3代大統領)、セオドア・ルーズベルト(第26代大統領)、エイブラハム・リンカーン(第16代大統領)の巨大な胸像が並んでいます。

4人の大統領は、それぞれアメリカの建国、拡張、開発、民権の象徴として、150年の歴史に大きな貢献をしたとされています。
彫像の直下には、プレシデンシャル・トレイル(Presidential Trail)と呼ばれる1km弱の遊歩道があって、4人の大統領を様々な角度から眺めることができます。
何かというと大きな国旗を掲揚して、ことさらに「国」というものを意識するアメリカの人々にとって、こういった施設は自らのアイデンティティを確かめる大切な場所かと思いますが、私たちの感覚からすると、麗しい自然景観に手を加えて、あろうことか政治家の胸像を彫るなどというのは、些かの違和感無きにしも非ずといったところです。もっとも、我が国では、「衆目の一致する4人」自体がまず思い浮かびませんが…(笑)。
ちなみに、彫像は東を向いているので、絶対に午前中がお薦めです。

全米50州の旗が並ぶアベニュー・オブ・フラッグス(Avenue of Flags)です。
東部のデラウエア州は、アメリカ合衆国憲法を最初(1787年12月7日)に批准した栄誉として、「First State」の称号が与えられています。

ここはマウントラッシュモア国定記念物から17マイル(約27km)南西にあるクレージーホース・メモリアル(Crazy Horse Memorial)というところです。
マウントラッシュモアに対抗して(?)1948(昭和23)年から制作が始まった彫像で、インディアン(スー族)の戦士「クレイジー・ホース」をイメージしていますが、 マウントラッシュモアが国営の施設なのに対し、こちらは民間の施設で、制作費用は民間からの寄附と、ここの入場料(1台22ドル)や物販飲食の売上だけで賄っているため、着工から60年以上経った現在でも、完成したのは顔の部分のみです。

(C) Crazy Horse Memorial Foundation
ビジターセンターにはインディアンに所縁の貴重な品々が展示されていて、民間施設ならではの「手作り感」も微笑ましい限りです。
ツアーバスで制作現場の近くまでいって見学することもできますが、何しろこのあとロングドライブが控えているため、ここから望遠レンズで眺めるだけにして早々に切り上げました。

このあと、6時間強かけて360マイル(約580km)をひたすら南下し、ロッキーマウンテン国立公園の東の玄関口、エステスパーク(
Estes Park)という町まで移動しました。

ロッキーマウンテン国立公園は、デンバーから北西へ75マイル(約120km)、車で2時間ほどの場所にあります。

ここも今年から入園料(1週間有効)が20ドルから30ドルへ値上げされましたが、「1日券」(20ドル)というのが新設されたので、管理人のような日帰り客にとっては実質据え置きとなっています。
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ロッキー山脈はカナダからニューメキシコ州まで南北5,000kmにおよぶアメリカ大陸の脊梁山脈ですが、ロッキーマウンテン国立公園はほぼその中央の東端といったところに位置します。

その名の通り、公園全体がロッキー山脈の山中に拡がっていて、園内には主峰のロングスピーク(
Longs Peak)をはじめ4,000mを超える高山が14座あるほか、針葉樹の美林や山懐に抱かれた湖沼群など、壮大な眺望と豊かな自然景観を楽しむことができます。

…とはいうものの、我が国では馴染みが薄い国立公園で、管理人も事前に収集できた情報が少なく、「とにかく行ってみるか…」といった調子でしたが、
折から見頃を迎えたアスペンの鮮やかな黄葉が濃い青色の秋天に映えて、「さすが全米第5位の公園だな…」と認識を新たにしました。
とくに、黄色と青色は反対色(補色)なので、胸が空くようなコントラストを見ることができます。
 
アスペンは、群生しているひとかたまりが共通の根っこから生長したいわゆる「クローン」で、世界最大の生体ともいわれています。
 
ロッキーマウンテン国立公園のもう一つの見どころは、「宝石を撒いたような」と形容される美しい湖沼群で、その数は全部で150を超すといわれ、それらを縫うように延べ600km(!)におよぶハイキングトレイルが縦横に通じています。
 
今回はそのなかでも人気の高いベアレイク(Bear Lake)とその周辺を散策しました。ベアレイクは無料のシャトルバス(所要約20分)の終点にあり、このあたりのハイキングの拠点にもなっています。
 ベアレイクの湖畔に1周1.6kmの平坦な遊歩道があり、小一時間ほどかけて散策しました。
画面の左手奥に見える巨大な岩山は、ハレットピーク(Hallet Peak3,875m)です。
画面の正面奥に、園内最高峰のロングスピーク(4,346m)を望みます。
この日は好天ながら風が強くて、かつ湖の標高が2,890mと、富士山のどの登山口よりも高いため、体感温度は一桁台に感じるくらい大変寒く、どこへ行っても年中、短パンとTシャツ姿のアメリカ人も、ここではさすがに着込んでいました(笑)。
公園の東口にあたるエステスパークの町が既に標高2,300mあるため、少し上っただけで3,000mを軽く越えることになります。
ちなみに、麓のデンバーでも標高が1,600m(約1マイル)あり、マイル・ハイ・シティ(The Mile-High City)と呼ばれていて、市内にあるクアーズ・フィールド(Coors Field、コロラド・ロッキーズ(MLB)の本拠地)は長打が出やすい球場として有名です。
ベアレイクから2.5マイル(約4km)ほど下ったところにあるビアシュタットレイク(Bierstadt Lake)へ回ります。
「ビアシュタット」というドイツ語の名前は、ここからの風景を描いたドイツ人画家の名前に由来しています。
ここにも湖畔を巡る散策路があって、いろんな角度から湖や山々を眺めることができます。
湖巡りを切り上げて、ロッキー山脈を越える山岳道路に入ります。
ロッキーマウンテン国立公園は、山脈をはさんで西側にもグランドレイク(Grand Lake)というリゾート地があり、公園の西口になっています(上の地図を参照)が、公園の東西を結ぶ唯一の道路が、これからご覧いただく国道34号で、トレイルリッジ・ロード(Trail Ridge Road)と呼ばれています。

文字通り「尾根道を辿る道路」で、全長48マイル(約77km)のほぼ中間で標高
12,183フィート(3,713m)の最高地点を通過します。

これは、通り抜けできる(=行き止まりでない)道路としては全米の最高地点で、ほぼ富士山の標高(
3,776m)に匹敵(!)します。このため、冬の積雪量も多く、通行できるのは5月から10月の半年間に限られます。
ロッキーマウンテン国立公園のハイライトともいうべき区間で、当然、景観道路(National Scenic Byway)に選ばれています。

ちなみに、日本の国道で最も標高が高い地点は、志賀草津道路(国道292号)の渋峠で
2,172mです。
途中、いくつもの展望台でフォトストップを繰り返しながら上っていきますが、ここは樹林帯を抜けたばかりのところにある展望台(Rainbow Curve Overlook、標高3,303m)で、すぐ下にいま走ってきたヘアピンカーブのドライブウェイが見え、その先にエステスパークの町がかすかに見えます。
ここはロックカット(Rock Cut)というビューポイントで、道路の建設にあたり巨岩の開削に苦労した場所との案内板がありました。
このあたりは奇岩が並ぶ荒涼とした丘陵で、「高山ツンドラ」(Alpine Tundra)という地形です。往復30分ほどの散策路を歩きましたが、既に標高が3,690mあるため、ゆっくり歩かないと息が切れます。
…にもかかわらず、こんな高地まで自転車で上がってくる人がいます(!)。
 
眼下に伸びる大きな卓状の尾根(Plateau)を上ってゆく道路を遠望することができます。
文字通り、「
Ridge Trail Road」といった景観です。
最高地点(3,713m)から少し西側へ下ったあたりです。

トレイルリッジ・ロードの走行ビデオ(↓)を添付したので是非ご覧ください。このあたり(コロラド州)では、海抜3,300mが森林限界(Tinber Line)のため、高度を上げるにつれて沿道の風景が、樹林帯から灌木帯、そして荒涼としたツンドラ帯(Alpine Tundra)へと変化していく様子をご覧いただけます。
例によって「助手」が車内から手持ちで撮影した映像のため、画面が不安定でお見苦しい点はご容赦願います。
おまけに、旅の最終日のため、フロントガラスも汚くて申し訳ありません。m(._.)m
のマークをクリックすると動画(3分40秒)が始まります。
大陸分水嶺(Continental Divide)については、前号のイエローストーン国立公園でもふれましたが、ロッキーマウンテン国立公園でも公園の中央を大陸分水嶺が走っていて(上の地図に水色の破線で表示)、トレイルリッジ・ロードとは、最高地点を越えて少し西側へ下ったところにあるミルナー峠(Milner Pass3,279m)で交差しています。

分水嶺というと山脈の尾根筋をイメージしますが、必ずしも稜線とは限らず、この峠のような緩やかな山道や、平地の田んぼという場合もあることから、地理用語としては「分水界」というのが正しいそうです。

ここには、その「分水界」を示す看板が立っていて、右へ流れた水は太平洋(カリフォルニア湾)へ、左へ流れた水は大西洋(メキシコ湾)に注ぐ、とあります。管理人はこの種の場所に人一倍惹かれるため、シッカリ「予習」をして立ち寄りました(笑)。
ちなみに、これはPoudre Lakeという小さな湖(池?)ですが、分水界のすぐ東側にあって、「大西洋行き」の組です。 
 もっと立ち寄りたいところが満載でしたが、日没も近づいてきたので急いで山を下りて、デンバー市内へ向かいました。
往路はサンフランシスコで乗り継ぎましたが、帰路はデンバーからユナイテッド航空の直行便が出ているので、これを利用しました。

この路線は、2013(平成25)年6月から、デンバーとアジアを結ぶ初めての直行便として運行を開始し、その後も好調を維持しているとのことで、この日も成田から東南アジア方面への乗り継ぎ客(と思われる)を中心に満席でした。
 
機材はB787が使用されていて、管理人は国際線のB787は初めてでしたが、上々の乗り心地でした。
 


以上で、アメリカ感動の旅 Season3は終わりましたが、最後にいくつか気がついたことを書き足してお仕舞いにします。
この地域は公共交通機関といったものがなく、(多分)日本からのツアーも催行されていないため、今回のようにレンタカーで回るほかありませんが、逆に言えば、お仕着せのスケジュールに縛られることなく、じっくりとその良さを味わいたいエリアともいえます。

昨秋のグランドサークルは、岩山や砂漠ばかりの赤茶けた世界でしたが、今回はグランドティトンでは森と湖と山の見事な調和を、イエローストーンでは壮大な地球の営みを、ロッキーマウンテンでは晩秋の輝きを楽しむことができ、行く先々で変化に富んだ景観を目の当たりにして、アメリカの大自然の奥深さにあらためて感銘を受けた旅でした。

ガイドブックによれば、やはり夏場がハイシーズンのように書いてありますが、暑さと混雑を考えると、お天気が安定するシーズンの終盤というのも、晩秋のしみじみとした情趣があって、意外に適季かも知れません。ただし、本編でも書きましたが、今回の地域では、10月も中旬以降になると営業を終えるところが多いため、ギリギリ10月の上旬までかと思います。


この地域はどうしてもロングドライブになるため、レンタカーは大きめのサイズがお薦めです。ちなみに、ガソリンは1ガロン約2.6ドル(1リットル約80円)<10月上旬実勢>と安いので、燃費のことはあまり気しなくていいと思います(笑)。
現地の周遊をご検討中で詳しい情報がご入用の方は、管理人までご遠慮なくご照会ください。お役に立てるかも知れません。


これにて3回にわたりご覧いただきました「アメリカ感動の旅
Season3」を終わります。

長々とご覧いただき有り難うございました。