(2017.1.29)

     

 

 

埼玉県の北東部、群馬・千葉・茨城・栃木の県境が交差する近くに「幸手」(さって)という町があります。古くは日光・奥州街道の宿場町として賑わったところで、町の北部、旧利根川を挟んで茨城県と接する所に、権現堂堤という古い堤防があります。

その来歴については、2005-4-17号の「権現堂堤」で触れているので割愛しますが、四季折々の花木が楽しめるお花見の名所として、一年を通じて多くの観光客で賑わっています。

今回はその権現堂堤で開催されている「水仙まつり」の様子を取材してきたのでご覧いただきます。権現堂堤では今までにも、桜(上記、2005-4-17号)、アジサイ(2010-7-11号)、彼岸花(2010-10-10号)を取材、掲載していて、今回のスイセンで「四季制覇」(笑)したことになります。
スイセンは楚々とした姿かたちから「しおらしい」印象を受けますが、その香りは見かけによらずけっこう強烈で、群生していると鼻をつく青臭い香りに圧倒されます。

そういえば、スイセンの花言葉は「うぬぼれ」、「自己愛」とかで、球根の部分には毒性もあるそうです。ちなみに、学名も「Narcissus」(ナルシサス)とかで、ああ見えてなかなかの曲者のようです(笑)。