(2016.5.1)

 

 

 

一昨年の3月に「伊丹空港」を、去年の3月に「羽田空港」を特集して多くの方にご覧いただきましたが、その後も、YahooGoogleといった検索サイト経由のアクセスが現在に至るも断続的に続いていて、当サイトとしては異例のロングセラー(笑)になりました。

そこで今回は、「これらに味を占めて…」(笑)というわけではありませんが、第3弾として「成田空港」を採り上げることにしたのでご覧いただきます。折りしも成田は桜が満開の時季で、空港周辺もひときわ華やいでいました。
上(↑)の画像は、空港を南側から北方向へ見下ろした景色です。A滑走路の北端近くと南端近くに展望公園があって、管理人のように安直に撮りたい場合にはお薦めのポイントです。
ちなみに、滑走路端に記している数字は進入方位角を示し、LやRの記号は並行滑走路の左側(L)/右側(R)を示します。

この日は南寄りの風が卓越していたため、飛行機は北側から南側へ向けて離着陸するので、南側の「三里塚さくらの丘」で離陸機を、北側の「さくらの山公園」で着陸機を狙いました。
「離陸機」は機種や重量によって滑走距離が異なるので、上昇してくる位置や角度がまちまちのため、イメージした構図に収めることが難しくて苦心します。
このお嬢さんたちは、期せずして離陸機がバックに写り込んで大喜びでした。(↑)

一方、「着陸機」は機種に関係なく、ほぼ同じ進入コース(Glide Slope)を降下してくるので、あらかじめ想定したアングルで待ち構えることができるため、管理人でも比較的狙いやすいです。
JALANAからは既に引退したB747ですが、NCA(日本航空貨物)や海外の航空会社ではまだまだ現役です。

成田空港がある下総(しもうさ)台地は、江戸時代から軍馬や農耕馬の放牧が盛んに行われていたところで、空港敷地の南西部分(三里塚地区)には、明治時代から宮内庁の下総御料牧場がありました。1969(昭和44)年、空港建設にあたり御料牧場は閉鎖されましたが、その跡地(一部)に「三里塚記念公園」がつくられ、御料牧場事務所(↑の写真)や貴賓館(↓の写真)といった当時の建物を見学することができます。
当時は15,000本もの桜が咲き揃う名所だったようですが、今も園内には約200本の桜が残されていて往時を偲ばせています。

どちらの展望公園にも桜が植栽されているため、この時季は飛行機撮影だけでなく、観桜のための家族連れも多く、たくさんの来場者で賑わっていました。