(2025.3.2)

 

 

京都市及び京都市観光協会では、毎年、観光客が比較的少ない冬の期間に、普段は非公開の文化財が特別に公開される「京の冬の旅」という観光イベントを実施していますが、今回、現地の事情に詳しい方からお声がけいただき、2泊3日の日程で周遊してきたのでその様子をご覧いただきます。

なお、特別公開の仏像、庭園、襖絵、建築などの文化財は原則撮影禁止のため、「京の冬の旅」といいながら外観や周辺の画像のみとなりますこと予めお断り申し上げます。現地の雰囲気だけでも伝われば幸いです。

※ 河井寛次郎記念館、伏見稲荷大社は「京の冬の旅」とは関係ありません。
先ずは中京区の頂法寺六角堂からスタートです。
ここは「いけばな発祥の地」で現在も華道家元池坊の活動拠点となっています。
イベント期間中は隣接する池坊会館の「いけばな資料館」でも寺宝が特別展示されています。
六角堂を眺めながらスタバで小憩します。
スタバのあるオフィスビル「WEST18」の展望エレベーターから六角堂の特徴的な屋根を見下ろすことができます。ちなみに、六角堂が西国三十三所の第十八番札所であることに因んで「WEST18」というビル名となっているそうです。


近くにある旧日銀京都支店の建物(重文)で、現在は京都文化博物館別館として保存公開されています。
平等寺(因幡堂)です。烏丸通を挟んだ向かい側が高島屋創業の地とのことで創業家から寄進された石灯籠が現存しています。


東本願寺の勅使門(重文)です。大きな唐破風がひときわ辺りを払っています。東本願寺は家康との関係が深かったからか(?)、豪壮な門構えや本堂の佇まいが寺院とは思えないほど威厳があり、見方によっては威圧的でさえあります。
東本願寺では宮御殿・桜下亭(いずれも重文)が特別公開されていて、円山応挙の襖絵などを見学することができました。
宮御殿と庭園では写真撮影ができました。
宮御殿の南側は築山と池の庭園となっていて、御影堂を守る防火壁と防火用水の機能もあったようです。


こちらは西本願寺の阿弥陀堂門(重文)です。
管理人の宗旨は浄土真宗本願寺派なのでこちらが本山になります。
阿弥陀堂(国宝)です。
浄土真宗のお寺でよく見かける美しい入母屋造りですが、大伽藍の存在感に圧倒されます。


僧侶の案内で書院(国宝)、能舞台(国宝、重文)、虎渓の庭(特別名勝)、経蔵(重文)など(すべて撮影禁止)を見学しましたが、時おり小雪の舞う寒気厳しいなか古色を帯びて森閑と鎮まる空間は何とも心安らぐものがありました。


建仁寺塔頭の西来院では方丈の天井に描かれた「白龍図」(↑)と中国の峨眉山に想を得た庭園(↓)が公開されていました。
建仁寺の本坊も拝観しました。禅寺の佇まいはやはり独特のものがあります。
一部の部屋や庭園は撮影ができました。
書院では細川護熙元首相(↑)や気鋭の作家(↓)による襖絵が展示されていました。
ちなみに、建仁寺塔頭の正伝永源院が細川家の菩提寺のようです。
六道珍皇寺も建仁寺の塔頭寺院で、小野篁(おののたかむら)卿が冥府と往来したと伝わる井戸があり立ち寄ってみました。
六波羅蜜寺では空也上人立像(重文)を拝観しました。


伏見稲荷大社へも回りました。
伏見稲荷大社は今回、「京の冬の旅」には含まれていなくて「通常営業」ですが、相変わらずインバウンドの皆さんでごった返していました。
護摩木寄進の受付には願意の英訳も用意されていて勉強になりました(笑)。
稲荷山の中腹にある「四つ辻」まで上って洛南の景色を一望しました。


最後に東寺で特別公開されている五重塔(国宝)の内部を拝観しました。
名桜「不二桜」も今は冬囲いのなかで春を待つ風情でした。


最後までご覧いただき有り難うございました。





     
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