(2022.4.17)

   

 

今回は「埼玉さくら散歩」と題して、埼玉県の鴻巣市と熊谷市で取材した桜並木の様子をご覧いただくことにします。
最初にご覧いただくのは「元荒川の桜並木」です。

元荒川はれっきとした一級河川で、江戸時代に洪水防止や舟運開発等を目的に川筋の付け替えが行われるまでは荒川の本流でした。
元荒川の沿域には桜の名所が多く、ここ鴻巣市の北部、吹上地域の両岸にも約2kmにわたって約500本の桜並木があります。
一帯はJR高崎線吹上駅北口から徒歩約5分の静かな住宅地で、平日ということもあって訪れる人も少なく、満開の桜を独り占めすることができました。
川岸が親水公園として丁寧に整備されていて、見頃の桜を仰ぎながら散策する格好になります。
上流側は緑の川岸を上手く活かしながら整備されていて一段と風情があります。
下流側へ戻ってきました。
ようやく雲が切れて日差しが出てきました。
桜花のような淡色の写材はやはり日差しがないと色味が出ません。
ここは古木が多いですが、よく手入れされているとみえて、どれも花付きが見事です。
元荒川を切り上げて「熊谷桜堤」へ回りました。

熊谷駅南口から徒歩5分ほどにある荒川土手の約2kmにわたって約500本のソメイヨシノが満開を迎えて圧巻です。

「日本さくら名所100選」にも登録されていて、桜の淡い薄紅色と菜の花の黄色が絶妙のコントラストを見せています。
「熊谷さくら祭」が開催されていて、折りから春休みということもあり、子供連れの来場者で賑わっていました。


ここは荒川の「本流」ですが河幅が1km近くあります。ちなみに、河川敷に駐車場(無料)が設けられているので、桜堤のすぐ脇まで車で乗り付けることができます。


コロナ禍で各地のお祭りが中止になるなか、露店を見るのも久しぶりで嬉しくなりました。





<おまけ>

いつもの公園(笑)で去年から目をつけていた大樹が花をつけました。
「大島桜」の一本桜でソメイヨシノよりひとあし遅れて咲きます。