(2022.3.27)

   

 

3月も中旬を過ぎて桜の便りが待たれる頃になりましたが、今回は京急三浦海岸駅の近くで早咲きの「河津桜」を取材してきたので、その様子をご覧いただきます。

このあたりの河津桜は例年2月中旬〜下旬に見頃を迎えるようですが、今年は厳冬の影響で2週間ほど開花が遅れ、3月に入ってから満開になりました。

毎年、開花時期に合わせて「三浦海岸桜まつり」が開催されますが、ご多分に漏れず、コロナ禍の影響で去年、今年と2年続きで中止になっています。
一帯は特産のキャベツ畑が広がる丘陵地帯(↑)ですが、この時期に限ってその一角が臨時駐車場(↓)に転用されています。
三浦海岸駅から小松ヶ池公園へ向かう1kmほどの沿道が「メイン会場」で、約千本の河津桜が植栽されています。
折りから見頃を迎える菜の花の黄色が河津桜のピンクと絶妙のコントラストを見せています。
河津桜はソメイヨシノと較べて花弁の色が濃く青空に映えます。
また、花季もソメイヨシノよりいくぶん長いため、お天気を見計らっているうちに散ってしまったということが少なく、落ち着いて撮影できるのが有り難いです(笑)。
近くの小松ヶ池公園にも河津桜が植えられている一角があり、桜まつりの時期には露店や屋台も出て賑わうようです。
河津桜といえば東伊豆の河津町が本家ですが、三浦海岸の河津桜もなかなか見応えがあり、なにより都心から近くて「超駅近か物件」(笑)のため、気軽に出かけられるのでお奨めです。


ついでに、城ヶ島へも足を伸ばしました。
城ヶ島灯台がある島の西側は「昔ながらの観光地」といった雰囲気です。
安房埼灯台がある島の東側は「城ヶ島公園」として整備されています。
強い海風のため松が北側へ傾いています。


 沖合の島影は大島です。


城ヶ島大橋の袂に北原白秋の詩碑が建っています。
雨はふるふる 城ヶ島の磯に 利久鼠の 雨がふる♪
「城ヶ島の雨」