(2021.12.26)

   

 

今回は河口湖の背後に位置する三ツ峠山と、折りから開催中の「河口湖紅葉まつり」の様子を取材してきたのでご覧いただきます。

三ツ峠山は標高1,785mの山で、都心から近くてハイキング感覚で登れ、頂上からの眺望も素晴らしいことから人気がある山です。

登山コースはいくつかありますが、今回は最も距離が短い「裏登山口コース」を歩きました。


県道708号(国道137号の旧道)の旧御坂トンネル近くの登山口まで車で入ることができます。
駐車場は30台ほど駐められるようですが、この日は週末のため早朝から混雑していました。


山頂近くの山荘へ通じる「ジープ道」が登山道なので、さほど危険な箇所もなく道に迷う心配もありません。
登山口から山頂まで2.7km、高低差500mほどの行程ですが、前号でご覧いただいた竜神大吊橋の赤岩展望台(1km弱、高低差170m)の方がよほど道が荒れていました。

ふだんは特別な装備は要りませんが、(山荘の情報によれば)冬は軽アイゼンなどの装備が必要とのことです。


尾根に出たところが木無山(1,732m)で、富士山が視界に飛び込んできます。
山頂近くに「三ツ峠山荘」と「四季楽園」の2つの山荘があり、その脇を抜けて最後の急登を登り詰めると三ツ峠山の山頂です。


登山口から2時間弱(休憩時間を含む)で山頂に到着です。
地形図上の標高は1,785.2mですが石碑には1,786.1mとあります?!
山梨県側から眺める富士山は、山頂から裾野に至る左右の稜線が、静岡県側のそれに較べて、少しもよどみがなく、秀麗な山体を際立たせて実に見事です。


山頂付近は見通しがいいため、各局のアンテナや反射板が林立しています。


山頂直下の屏風岩は高さ150m、傾斜70度に及び、ロッククライミングの練習場として有名です。



三ツ峠山を下りて河口湖へ回り、折りから「紅葉まつり」が開催されていたので立ち寄ってみました。
ここは「紅葉回廊」と名づけられた堀割のような場所でメイン会場になっていますが、
会期終了間際の週末ということもあって大変な人出で、人が映り込まないようにしていると、奥行きのない窮屈な絵柄ばかりになってしまいました。
それでも富士と紅葉と湖水のスリーショットを期待していたのですが、肝心の富士山が午後から雲隠れしてしまい、何となく尻すぼみのまま今年最後の撮影行を切り上げて帰途につきました。



…ということで、今年は今号が「更新納め」になります。
一年間ご覧いただき有り難うございました。

来年も引き続きお立ち寄りのうえご笑覧を願い上げます。
年始の「更新初め」は1月16日の予定です。

それでは
皆さまよいお年をお迎えください。