(2019.12.29)

 

  

今秋はアメリカへ出かけたり、その写真を整理したりしているうちに、気がつけば紅葉は終わってしまいました。

そこで、今回は晩秋を彩るイチョウとメタセコイアを取材してきたので、その様子をご覧いただきます。

都内には見事なイチョウ並木やイチョウの巨木が随所にあって、都の木に指定されている他、東京大学の校章にもデザインされるなど、何かと東京と縁の深い木です。

N's TWONでも、かつて、代々木公園、明治神宮外苑、日比谷公園、国営昭和記念公園(立川市)などのイチョウをご紹介しましたが、今回は神宮外苑と行幸通りのイチョウを取材してきたのでお目にかけます。
折りから、大嘗宮の一般公開(11/21〜12/8)が行われていたので、折角だからと軽い気持ちで列に並びましたが、

乾通りの秋季一般公開(11/30〜12/8)と重なり、更に好天にも恵まれたため大変な人出で、坂下門から入場して東御苑に設営された大嘗宮を参観し、平川門から退出するまで全体で2時間半もかかりました。
工事は清水建設が9億5,700万円で落札し、約120名の宮大工が入って7月末から約3カ月で完成したとあります。
膳屋(かしわや)という神饌を調理する建物で、壁には椎の小枝を挿してあります。和恵差(わえさし)というそうで、よく見ると建物を囲む柴垣にも挿してあります。謂われはよく知りませんが、とても気になりました(笑)。

神宮外苑のイチョウ並木は以前にも取材したことがありますが、何か枝ぶりというか繁り具合がいまひとつで、かつてはもっとフサフサ(笑)していたような気がします。
黄色と青は反対色の関係にあるので、レモンイエローの黄葉は青空をバックにしたときが最高に映えます。
車体に映り込んだイチョウ並木は現代絵画のような趣がありました。


2015(平成27)年11月にオープンした日本での第1号店です。

行幸通りのイチョウもN's TOWNにとっては定番の撮影地で、晩秋ともなると黄金色に輝く黄葉が近隣のビル街に調和して、いかにも「東京のイチョウ」といった趣があり、管理人お気に入りのスポットです。

赤みを帯びた夕陽に映えるイチョウの深い黄金色は、日本の晩秋になくてはならない彩りです。

内堀通りもすっかり晩秋の佇まいです。


紅葉のしんがりを飾るのはメタセコイアです。

これは「みさと公園」(埼玉県三郷市)のメタセコイアです。

対岸(画面左手)の水元公園(東京都葛飾区)にもメタセコイアの森があって、N's TOWNでも採り上げたことがあります。
海が近いのでユリカモメがたくさん群れています。





今年は今号が「更新納め」になります。
一年間ご覧いただき有り難うございました。

来年も引き続きお立ち寄りのうえご笑覧を願い上げます。
年始の「更新初め」は1月19日の予定です。

それでは、皆さまよいお年をお迎えください。