(2019.3.17)

 

  

この時期は早咲きの桜で有名な「河津桜」のニュースを耳にされることが多いかと思いますが、N's TOWNでも取材してきたのでその様子をご覧いただきます。

河津桜というのは大島桜と緋寒桜の自然交配種で、染井吉野のような可憐には欠けますが、艶やかなピンクの大きな花びらが特徴で、早春の風物詩としてすっかり定着した感があります。

河津桜はその名のとおり南伊豆の河津町が本家で、今では100万人を超す集客力を有する一大観光資源に成長しましたが、今回は神奈川県足柄上郡松田町の松田山(標高568m)にある西平畑公園の河津桜を取材してきました。

ここは山の斜面に桜と菜の花が植栽されているため、富士山から相模湾まで一望することができ、河津町とは別趣の景観を満喫することができます。

桜まつり会場の西平畑公園は松田山の南面にあります。画面下を左右に横切っている白い防音壁は東名高速道路です。

河津桜は染井吉野に較べると花季は長い方ですが、それでも春先の不安定なお天気や曜日回りを考えると見頃の日にちが限られるため、どうしても特定の日に集中して混雑が避けられません。

今回は2月24日に取材しましたが、好天に恵まれた日曜日ということから、酒匂川の河川敷に設けられた臨時駐車場も早朝から満車状態でした。
桜と菜の花を眺めながら公園内の通路を上っていく格好になりますが、こちらも朝の通勤ラッシュのような大混雑でした。
山頂からは箱根の山々の向こうに富士山を遠望することができますが、この日は折からの好天で今にも春霞に溶けそうな様子でした。



公園から更に15分ほど奥へ進んだところにある民間のミカン園でも桜まつりが開催されています。

ここはさらに見晴らしのいい斜面を河津桜と菜の花が覆い尽くしてなかなか壮観で見応えがありました。
眼下に見えるのが東名高速道路で、画面の奥が東京方面になります。


 


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