(2016.2.7)

 

 

 

今回は東京浜松町にある世界貿易センタービルの展望台から、都心の夕景を撮影してきたのでご覧いただきます。

「世界貿易センタービル」はJR浜松町駅に隣接する地上40階、地下3階の高層ビルで、その最上階(地上152m)が「シーサイド・トップ」という名前の展望台になっています。

現在ではもっと高い展望台はいくつもありますが、この展望台の良いところは、今どきにしては珍しく三脚の使用が許されていることです。

今では高層ビルに限らず、ほとんどの名所旧蹟で、三脚の使用が禁止されています。これも、ひとえにカメラマンのマナーのせいですが、昼間はともかく、夜の撮影には三脚が欠かせないので困ったものです。
フロアー全体が展望台になっているため、窓に沿った歩廊を回遊しながら、東西南北360度の眺望を楽しむことができます。

冬場は空気が澄んで遠望が利きますが、この日も夕焼けをバックにした富士山のシルエットがきれいに望めました。ちなみに、ここから富士山までは直線距離で98kmあります。
ここもダイヤモンド富士のポイントで、今年は2月10日(17:05頃)と11月1日(16:34頃)に、富士山のてっぺんに夕陽が沈むのが見られます。当日は混雑するものと思われますが、ご関心のある方はどうぞ。

日没前後は富士山や東京タワーを望む西側の窓際が少し賑わいますが、日が暮れたあとは、カップルや会社帰りの人が三々五々といった感じで、落ち着いたイイ雰囲気です。
南側、品川方向の眺めです。左手奥にレインボーブリッジやお台場が見えます。

 
北側、新橋、有楽町方向の眺めです。東京スカイツリーも見えます。

 
東側、竹芝、晴海方向の眺めです。

照明を落としてあるため窓ガラスへの映り込みが少なく、いろんな意味でカメラマンに優しい展望台で、撮影する皆さんもお行儀がよくて、久しぶりに気持ちよく撮ることができました。