(2015.6.14)

 

 

 

今回は房総半島南部(千葉県鴨川市)の丘陵地にある棚田、「大山千枚田」をご覧いただきます。
ここは、農水省が1999(平成11)年に選定した「日本の棚田百選」にも選ばれていて、「東京から一番近い棚田」という地の利を活かして、NPO法人が首都圏からオーナーを募って「棚田トラスト」というのを組成し、「保全と共生」をテーマに活動されています。

棚田トラストの管理地には、平均勾配が1/5(約11度)の斜面に、375枚の田んぼが折り重なるように展開しています。
大山千枚田の特徴は、水源を河川や溜池などではなく、雨水のみに頼っている「天水田」であるという点で、これは「日本の棚田百選」のなかでも、ここと栃木県にある2地区のみです。