(2013.9.15)

 

 

いわゆる「平成の大合併」では、多くの町や村が姿を消しましたが、茨城県でも盛んに町村合併が行われ、市町村の総数は約半減(85→44)しました。

今回ご覧いただくところも、かつては真壁郡明野(あけの)町といっていたのが、2005(平成17年)3月に隣接する下館市、(真壁郡)関城町、(同)協和町と合併して、筑西市(ちくせいし)となりました。

筑西市は関東平野の北縁、筑波山の西麓に拡がる県西の中核都市ですが、今までこれといった大規模開発が行われてこなかったこともあって、今なお田園風景が拡がる長閑で緑豊かなところです。
マワリの「名所」というのは全国いたるところにあって、そのほとんどが地域振興や村おこしのために、休耕田を利用して「ヒマワリ畑」にしているものですが、このヒマワリ畑も明野町の時代から続いているイベントで、筑波山をバックにした約4.4haの田畑に約100万本のヒマワリが植えられています。

民家の脇、林の奥までヒマワリ畑がずっと続いています。

ここのヒマワリは遅咲きの「東北八重」という種類が中心で、8月の下旬から9月の上旬にかけて見頃を迎えます。大輪の一輪咲きではなく、枝分かれして小振りの花が複数咲くのが特徴で、これだけまとまった数を見られるのはここだけだそうです。

近年は「キバナコスモス」も栽培されていて、晩夏のなんともいえないイイ雰囲気を出しています。