(2008.1.20)
今年のお正月は、全国的に荒れ模様のお天気でしたが、唯一、関東地方の南部だけは冬晴れの日が続きました。 今回は好天に誘われて、山中湖から日本平方面へ進出して参りましたので、その様子をご覧いただきます。 終日快晴に恵まれて、紺碧の空をバックにした富士山の雄姿を心ゆくまで堪能することができました。 この一帯は、今までN'sTOWNでも何度かご紹介したことがあるので、似たようなカットがあるかと思いますが、その点はご容赦ください。 |
歌川(安藤)広重が東海道五十三次で由比(ゆい)を描いたのが右上の絵で、ご存じの方も多いと思います。東海道のこの辺りは、身延方面からの山塊が駿河湾に落ち込む所で、古くから交通の難所でした。 現在も(海側から)東名高速・国道1号線・JR東海道線(在来線)が崖下の狭い場所にひしめいています。ちなみに、新幹線は左手の山腹の中を由比トンネル(全長3,993メートル)で抜けています。 旧東海道はこの崖っぷちを巻くように通じていて、写真の場所はその峠にあたる薩垂(さった)峠という所です。ここは広重の絵と同じ場所で、海抜100メートル弱の高さですが、駿河湾を手前にして富士山の秀麗な姿がひときわ冴える海道屈指の景勝地です。 (お断り:薩垂峠の「垂」は正しくは「土偏に垂」と書きますが、インターネットでは(多分)正しく表示されないので「垂」の字で代用しました) |
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