(2006.9.3)


   

 

    

千葉県北西部の柏市と我孫子市にまたがる手賀沼は南北1キロ、東西16キロの湖沼ですが、昭和49年(1974年)から平成13年(2001年)までの27年間連続で(!)水質汚濁度の全国ワースト1に甘んじてきたことでご存知の方も多いかと思います。

最近では利根川からの導水効果もあって、現在はワースト5にも入っていないそうですが、それでも環境省の定める基準から見ると、まだまだ改善の必要があるようです。

今回はその手賀沼にあるハスの群落を取材してきましたのでご覧いただきます。

手賀沼の周辺には親水広場や各種公園が散在して市民の憩いの場になっているほか、冬の渡り鳥の寄留地にもなっていて、近くには「鳥の博物館」といった珍しい施設もあります。
ハスの花は岸辺よりも沖寄りに群生しているので、葦原に開設された臨時の船着場から、写真のような「ハス舟」(シーズン中のみ運行)に乗って鑑賞します。
ハスの「密林」をかき分けて進みます。ちょっと「ジャングルクルーズ」の趣があります。
今年はここで第1回「手賀沼トライアスロン」が開催されました。写真は湖岸のサイクリング道を利用した自転車レースで、片道5キロのコースを4往復(40キロ)走ります。
右の写真は湖岸にある、財団法人山階(やましな)鳥類研究所です。昨年11月に東京都職員黒田慶樹様へ降嫁された紀宮清子内親王殿下が非常勤研究員として13年間勤務されていたところです。