(2004.6.27)


   

     

 アジサイ寺

 

気象庁の発表によれば、今年の梅雨入りは6月6日だったそうですが、今のところ季節外れの台風の襲来を除いては、雨らしい雨もなく、早くも「梅雨の中休み(!)」とか言われています。始まっていきなり中休みというのも「やる気」を疑いたくなるような話ですが……。(笑)

梅雨といえばアジサイ、ということで毎年この時期はアジサイの特集を組んでいます。2002年は箱根登山鉄道、2003年は栃木の大平山へ足を伸ばしました。今年は地元でアジサイ寺といわれている本土寺(松戸市)へ行ってきましたが、連日の好天ですっかり花のピークが過ぎていました。

地元の写材でタイミングを逃すのはみっともないので、掲出しようかどうか迷いましたが、前回(6月13日)の更新もさぼってしまったため、思い切ってアップすることにしましたのでご笑覧ください。

例によって、写真をクリックすると大きい画像が見られます。

本土寺はJR常磐線・北小金駅北口から徒歩10分のところにある日蓮宗の古刹で、桜・楓の古木が境内を彩り、花の寺としても有名ですが、とくに初夏の菖蒲とアジサイの花時は大変な賑わいとなります。
寺の縁起によれば、建治3年(1277年)の創建とあるので、700年の歴史を数えることになります。
境内の奥に菖蒲池があって、その周りをアジサイの群落が取り囲んでいます。菖蒲は5千株、アジサイは3万株あるそうです。3万株も持っていると管理人の会社ならちょっとした「株主」ですが…?!
菖蒲は一足先に花期が終わっていましたが、比較的元気な一群を切り取って名残の一枚。
庫裡の屋根瓦に楓の若葉が涼しげな影を落としていました。
ここは、どういう加減か、ピンク色のアジサイが多い中で、白の大輪が固まって咲いていました。私、調べました。この白いのは「アナベル」という種類だそうです。
アジサイに限っては晴天より曇天の方が雰囲気が出るようです。晴天はどうしても陰がどぎつくなってしまいます。
本土寺、定番のアングルです。これくらいロングで撮ると花の細かい表情も気にしなくて済むとおもいますがどうでしょうか。(笑)