(2004.-1.18)


   

 Tokyo Night View

 

「更新初めがいきなり夜景というのも何だかな〜」という声が聞こえてきそうですが、空気の澄んでる冬場が実は夜景のシーズンでもあります。


東京都庁
ということにして、今回は高層ビルが建ち並ぶ新宿新都心で、ひときわ偉容を誇る東京都庁の展望室に上って、暮れなずむ都心の夜景を狙ってみました。

都庁の展望室は45階にあって、360度の眺望を楽しめます。日曜や祝祭日も開放されていて、夜間も最長23時までOKです。もちろん、都民でなくても無料です。(笑)



例によって、写真をクリックすると大きい画像が見られます。

新宿新都心にある高層ビルには(ホテルを除いて)たいてい無料展望室がありますが、眺望の良い方角はレストランなどの有料施設が占領していて、あまり勝手が良くありません。

<<左の写真は富士山方面(下方左手に富士山頂)です。
その点、都庁は45階の全フロアが展望室という気前の良さで写真撮影には恰好のポイントです。また、高層ビル群の西端に位置するため、その群を抜く高さ(地上202メートル)とともに、遮るもののない眺望を欲しいままにできます。

右の写真は中野方面(正面奥にサンプラザ)です。>>
 
都庁舎は(右上写真のように)中層階以上がツインタワーになっていて、両棟の45階に展望室がありますが、眺望は北棟(写真向かって右側)の方が良好です。また、北棟の方が夜間も遅くまで開放されています。

<<左の写真は新宿駅方面です。手前左から新宿住友ビル、新宿三井ビル、損保ジャパンビル(少し奥)、新宿センタービルです。
都庁展望室の唯一の、しかし最大の、問題点は「三脚の使用禁止」ということです。混雑した場所で三脚を拡げると迷惑になるのはもっともですが、日中ならともかく、夜景は三脚がなければ撮れません。

管理人は周囲に遠慮しながら、窓際の手すりのような小さな場所に可愛い三脚を据えて撮影しました。当日は混雑していなかったので、誰にも迷惑を掛けなかったつもりですが、それでも1時間半の撮影で3回も(!)注意を受けました。

3回も注意されて止めない方も問題(笑)ですが、都の方ももうちょっと弾力的に対応してもらいたいものです。

この日は日曜日だったため、オフィスビルの窓明かりがちょっと少な目です。平日の夜の方がもっと絵になるのですが……。それと、展望室内が結構明るいので、窓ガラスへの映り込みにも注意が必要です。
右の写真は甲州街道方面です。手前左手のビルは新宿パークタワービル、その奥は初台にある東京オペラシティです。>>

夜景の撮影は長時間露出になるため、ノイズが出やすいデジカメには苦手の写材です。撮影感度を下げないとノイズキャンセラーをONにしても、ご覧のようにシッカリとノイズが乗ってしまいます。

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こちら]の写真をご覧ください。同じ20秒露光ですがISO100で撮影したためノイズが出ていません(右のはISO400で撮影)。とくに、キャノンEOSをお使いの方はご注意を。