(2003.10.-5)


   

 ススキの穂揺れて

 

東名御殿場から国道138号線を南下すると乙女峠を越えて箱根に向かいます。乙女トンネルをくぐってしばらく進むと仙石原交差点に出ます。ここを直進すると強羅から箱根湯本方面へと下っていきますが、右折すると仙石原高原を経て芦の湖畔の湖尻に至ります。

今回はその仙石原高原に拡がるススキの草原をご覧いただきます。仙石原は箱根火山のカルデラ内にある標高650メートルの高原で、そのほぼ中央に位置する台ヶ岳の北面約10haにススキの群生地があって、銀色の穂が高原をわたる秋風に揺れています。(詳しくは右の地図をご覧ください)

見頃は9月中旬から10月一杯で、ハイカーや家族連れなどで賑わいます。芦ノ湖へ向かう車中からも眺めることができるため、道路も渋滞して駐車スペースを見つけるのに苦労しますが、シーズン中は箱根町の臨時駐車場(無料)が近くに開設されます。



例によって、写真をクリックすると大きい画像が見られます。

右側が台ヶ岳(1,045メートル)で、その山裾にススキの草原が拡がっています。幾筋か線のように見える山道を辿って散策します。
出たばかりのススキの穂はどちらかというと褐色ですが、これが枯れてくるにつれて銀色になって夕日に映える、ということになります。  
ススキというのは意外に丈が高くて、群生地に入る大人でもすっぽりと埋もれてしまうほどです。
3連休の中日ということもあって、お天気のわりには結構な人出がありました。
この辺りも10月の中頃には銀色の穂が風になびくことでしょう。
眼下の道路が仙石原から芦の湖畔へ抜ける道路で、手前が湖尻方向になります。写真左手奥の「浄水センター」構内に箱根町の臨時駐車場(無料)が設営されていました。(ススキ原まで徒歩約10分)