(2003.-8.-3)


 

鳥取砂丘

 

一般に「鳥取砂丘」といわれているのは千代川(ぜんだいがわ)河口の東方に広がる面積約545ヘクタールの浜坂砂丘を指します。鳥取市内からも近く、また付近には白砂青松の海水浴場もあり、年間2百万人近い観光客が訪れるといわれています。

この大砂丘を堪能するためには、ひたすら歩くことになるわけですが、意外に起伏があって結構骨が折れます。管理人が訪れた日は今にも降り出しそうな曇天でしたが、真夏の炎天下の場合は体力に自信のない人は無理をしない方が良いでしょう。



例によって、写真をクリックすると大きい画像が見られます。

砂丘入口の改段を上ると砂の世界が拡がります。正面に見える小高い丘が砂丘第2列で通称「馬の背」と呼ばれています。高さが50メートルほどあって、砂に足を取られながら登る(これが結構キツイ!)と眼下に日本海を一望できます。
「馬の背」麓にはハマヒルガオやコウボウムギなどの砂丘植物の群落も見られます。  
「馬の背」の頂上近く。頑張って登ってみたものの、とくに何があるわけでもなく、猛烈な強風のため早々に退散。
右の写真は馬の背の突端で、左からの強風に吹き上げられた砂が、かすかに風紋を描きつつ海岸側に滑落してゆく様子です。
「砂丘」というのは単色で変化に乏しい風景のため、なかなか素人には手強い写材です。明け方や夕方などの彩り豊かな光線を上手く利用すれば、もう少し彫りの深い絵になるのかもしれませんが、観光のついでのスナップ写真では「手に負えない…」と痛感しました。
砂丘には「お約束」の観光ラクダがいました。「遊覧の方は撮影自由」とのことなので、遠くから1枚失敬しました。

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