(2003.3.15)


京浜東北線途中下車の旅

 

JR根岸線の桜木町駅から海岸方向へ向かう一帯は、かつては三菱重工横浜造船所が展開していたところですが、昭和58年度から横浜市がここに21世紀の未来都市を目指して開発整備を進めてきたのが今回ご紹介する「みなとみらい21」です。


右の写真は桜木町駅前から見たランドマークタワービルで、69階は日本一の高さです。最上階は展望フロアーになっていて、お天気の良い日には伊豆大島まで見えるとのことですが入場料1,000円も日本一?


例によって、写真をクリックすると大きい画像が見られます。

かつての練習船日本丸(総トン数2,278トン)です。昭和5年の建造で、今年72歳になります。昭和59年に二代目・日本丸にバトンを渡し、現在はここ横浜の地で静かに余生を送っています。
船が浮かんでいる場所は、今では近代的なビルに囲まれていますが、もとは横浜船渠(現、三菱重工)の旧1号ドックで、これまた明治31年建造という「歴史遺産」です。  
横浜は開港当時の面影を色濃く残している情緒豊かな街ですが、みなとみらい21にある赤レンガ倉庫もその一つです。
赤レンガ倉庫は明治末期から大正初期に建設され横浜港の物流拠点として活躍してきましたが、現在では横浜市により貴重な歴史的資産として修復・補強され、多目的ホールやレストランなどに活用されています。
国際会議場「パシフィコ横浜」にあるホテルインターコンチネンタルで、風をはらんだヨットの帆をモチーフにしたユニークなデザインが目を引きます。でも、ちょっと使い勝手悪そう……。
横浜からの帰途、浜松町で途中下車して世界貿易センタービル40階の展望台に上って都心の夕景をねらってみました。この日は3月にしては北西の季節風が強かったため視程に恵まれ、西は富士山から東は房総の山々まで一望することができました。眼下の公園は浜離宮公園、その向こうは隅田川に懸かる橋々です。こうして見ると、文字通り「ウオーターフロント」って感じぃ!(笑)
浜松町駅を眼下に品川方面を撮ったものです。手前の大きなビルは東京ガス、その向こうのビルは東芝です
残照をバックに暮れなずむ新宿・渋谷方面です。正面ちょっと左手、少し雲がかかっていますが、富士山頂が丹沢山塊の向こうに顔をのぞかせています。(大きい写真に○で囲んだところ)