写 真 館

初秋の富士五湖(前編)

富士山は撮り尽くされた感のある写材のため、どう撮ってもいつかどこかで見たような写真になって新鮮味に欠けますが、何でもない風景でも富士山を添えると急に引き立つから不思議です。ちょうど、ありきたりのメニューでもエビやカニを添えるだけで値の張る高級料理に変身するようなもので、富士山はエビやカニのように私たち日本人の遺伝子に書き込まれた「大好物」なのかもしれません。

さて、今回は御殿場を振り出しに山中湖 → 忍野(おしの)村 → 花の都公園(山中湖) → 御坂峠 → 河口湖 → 西湖 → 精進湖 → 本栖湖 → 朝霧高原 → 田貫湖(富士五湖には含まれません) → 御殿場の順番で富士山の周囲を反時計回りに一周しました。写真が整理しきれていないこともあり、山中湖から花の都公園を「前編」として、御坂峠から田貫湖を「後編」として、2回に分けてご覧いただきます(ちょっと「しつこい」?)。
それでは、ごゆっくりどうぞ……。


 

この時期の関東地方の日の出は5:30、明け方は4℃まで冷え込んだため、暖かい湖水からの水蒸気が立ちこめています。(山中湖)
前日(22日)に初冠雪(=平年より5日早い)した8合目以上が朝日に輝く。(山中湖)
金色に輝く朝もやの中に浮かぶ小舟。(山中湖)
山中湖畔にある親水公園からの眺め、向かって左手の稜線にあるこぶは宝永山。(山中湖)
忍野村には富士山の伏流水が湧き出す小池が点在し「忍野八海」と呼ばれている。(忍野村)
忍野村村営駐車場にある日本庭園から眺めた富士山。(忍野村)
山中湖の近くにある花の都公園では富士山をバックに四季の花を撮ることができる。 (花の都公園)