(2001.-7.29)

写 真 館

初夏の奥日光


7月上旬、家人が寝静まったのを見届けて出発、深夜の東北自動車道を一路宇都宮ICへ、人通りの絶えた日光市内を通り抜けて戦場ヶ原の赤沼駐車場に到着したのが午前5時、夏期早朝運行の低公害バスに乗り換えて目的地の小田代原に着いたのが5時40分。

夜明け前に着くつもりが寝坊したため「出遅れ」、おまけにひどい濃霧のため目当ての写真が撮れず失敗。気を取り直して小田代原を一周してから赤沼まで歩いて戻る。約2時間の林間行程だが、日が昇るにつれて霧も晴れ初夏の新緑が眩しい。

次にニッコウキスゲを求めて霧降高原へ向かうが、見頃を迎えて道路は大渋滞。花は満開だが人も満員、おまけに霧雨が降り出し早々に引き上げる。ここは何回か来たがあまり天気に恵まれた記憶がない。

というような次第で、パッとしない撮影行でしたが、初夏の感じが少しでも出てれば幸いです。(無理か……)

今回は手抜きして地図も省略したため、場所がよく分からない方もおられたかと思います。ゴメンナサイ。地図をご覧になる場合は、ここをクリックしてください。 →[奥日光][霧降高原]

ニッコウキスゲ


また、今月は深セン・香港へ出張のため更新が遅れましたので、その証拠(?)として、いやお詫びとして、帰路機内から撮影しました写真を(奥日光とは何の関係もありませんが)追加しましたのでご笑覧ください。
   


小田代原には「貴婦人」という異名を持つ白樺(左の写真ではありません)があり、この日も大勢のアマチュアカメラマンが押し掛けていましたが濃霧のためお目当ての写真は断念。この写真は霧の晴れ間に撮った1枚で、ちょっと印象派絵画の雰囲気を狙ってみました(なんちゃって!)。
小田代原から赤沼へ朝露を踏んで小一時間の林間コース。昇りかけた朝日に木々の長い影が伸びてとてもイイ感じ。
奥日光の一番奥にある湯の湖。早朝から大勢の釣り人が湖水に釣り糸を垂れている。正面の山は金精峠方向で、山の向こうは群馬県。
湯の湖から湯滝を下った湖水は湯川を経て竜頭の滝から中禅寺湖へ、さらに華厳の滝を落ちて大谷(だいや)川から鬼怒川・利根川を流れて銚子で太平洋に注ぐ。右の写真は竜頭の滝口付近の岩を噛む清流。
霧降高原の第4リフト乗り場付近に広がるニッコウキスゲの群落。ここでもあいにくの濃霧と霧雨にに阻まれ早々に退散。ニッコウキスゲは志賀高原・ビーナスライン付近の群落も有名だが、案内書によればこちらが「本家」とか。
香港空港は98年7月に新空港へ移転して丸3年。離発着時に上空から香港島を眺めることができる。右の写真は九龍のコンテナターミナル上空約2千メートルを上昇中のところ。一度、夜間便で百万ドルの夜景を空から眺めてみたいものです。
串本(和歌山県)の上空約1万メートルから日本海方向に沈む夕陽を眺める。