(2001.-6.10)

写 真 館

中国・深レポート

やや旧聞にわたる話で恐縮ですが、昨秋から今年にかけて3ヶ月間ほど中国広東省にある深(シンセン)という所に滞在しました。今回はそのときに撮影した写真に、特別付録として香港の写真もサービスでお付けして、ご覧いただきます。

珠江(
Pearl River)が東シナ海に注ぐ河口は広大なデルタ地帯を形成し、古くから水運と交易が盛んなところでしたが、現在では世界の生産基地として、ますます活況を呈している地域です。

なかでも深は中国改革開放の端緒となった所で、現代中国のショーケースともいうべき都市です。中国といえば華南、華南といえば深というほど有名でご存じの方も多いと思います。

一部、発表済の写真もありますので、すでにご覧になったものがあればゴメンナサイ。

「東洋一」という69階建てのビルで、最上階の展望台からは深市街が一望できます。ただし、入場料として60元(約900円)が必要です。ちなみに、工場労働者の最低賃金が400〜500元ですから、60元といえば2〜3万円に相当します!。
上のビルから見た深市街です。深は香港特別行政区に接する「国境の街」で、写真の右手方向が香港側、左手方向が広州側になります。僅か20年前には人口3千人程度の寒村だったというからその変貌振りには驚くばかりです。
駅の隣にある巨大なショッピングセンターで、知る人ぞ知る偽物ブランドのメッカです。ROXXXの腕時計が4,000円、CHAXXLのバッグが1,500円、新作DVDが150円、といった具合ですが、公言を憚る部分もありますので、もっと詳しく知りたい方は管理人までメールでご照会ください。
市政府の正面入口です。要するに深「市役所」ですが、なぜか現地では「政府」といいます。政府の気構えでやっているということでしょうか。深は世界緑化都市に選定されたこともあって、市内の美化・緑化には市を挙げて取り組んでおり、いたるところにこうした花壇が整備されています。
市政府の入口脇に掲げられている看板で、いかにも深らしいスローガンです。

「改革開放、これ強国の路」と書いてあります。
壁新聞も健在でした。
郊外にテーマパークが集まっている一角があり、外国人だけでなく中国国内からの観光客にも人気のスポットです。写真はその中のひとつ「世界の窓」です。世界の名所をミニチュアで再現したもので、鬼怒川温泉にある東武ワールドスクエアを大きくしたようなものです。ちなみに、入場料は110元(約1,600円)でした。
(特別付録−−香港編)
ご存じ「ビクトリアピーク」からの眺望ですが……
ビクトリア湾と反対側(香港仔=アバディーン方向)に沈む夕陽もなかなかのものです。
九龍側から見た香港島のイルミネーションです。とくに、クリスマスから旧正月にかけてが見事です。(季節外れのネタで済みません ^_^ ;)